異所性蒙古斑ってご存知ですか?
日本人は、子供がお尻のに蒙古斑(青アザのようなもの)があります(モンゴロイド特有)
これがお尻や背中以外の場所にできることを「異所性蒙古斑」と言います。
蒙古斑は生後1週から1ヶ月ころまでに、青いシミがお尻や背中の下部にみられるもので、胎生期の真皮メラノサイトの残存と考えられています。
日本人にはほぼ100パーセントにみられ誰でも知っている「あざ」のひとつですが、5,6歳までに自然に消失しさほど問題にはなりません。ところがまれに通常の部位以外にも蒙古斑がみられることがあり、これを異所性蒙古斑といいます。日本形成外科学会 HPより
が家の次男は生後2ヶ月で異所性蒙古斑があると診断されました。
診断を受けた当初は、これ治るのかなと不安・・・。
実際に診断を受けてから、2年半近く経って、次男の異所性蒙古斑がどうなったのか、写真を交えてご紹介します。
この記事を読んで欲しい人
出産予定のある人
現在、異所性蒙古斑のある子供をお持ちの人
異所性蒙古斑の経過が知りたい人
異所性蒙古斑と生後2ヶ月で診断
産後の授乳中、ふと我が子の耳裏を見てびっくり!!
耳裏が黒い!何これ?内出血しているの?
左耳の裏側から頭にかけてが内出血したように黒くなっていました。
落下した記憶はないけど、どこかで頭を打ったのかも。目を離した隙に長男(3歳半)が何かしたのかも。
不安になって、慌てて小児科を受診しました。
「生後2ヶ月で、耳裏から頭にかけてが内出血したように黒くなっている」
看護師さんの目の色が変わり、順番を飛ばして一番で受診になりました。
すると「あーこれは異所性蒙古斑ですね、3歳くらいまで様子見しましょう」と先生から一言。
異所性蒙古斑って治るの?
基本的には様子見か、気になる場合はレーザー治療です。
先生の説明によると「95%は自然寛解するので、すぐレーザー治療は必要なし」と言われました。
まずは3歳まで様子見をして、それでも気になるならレーザー治療を検討しましょうと言われたよ。
異所性蒙古斑といえどもその大半は学童期までに消失することが多く、蒙古斑同様治療の必要はありませんが、なかには青いシミが学童期になっても残る場合があります。
しかしその大半は成人までに消えることが多く、放置しておいても結構ですが、衣服に隠れない露出部などは患者の精神的苦痛を緩和するために治療の対象になることもあります。日本形成外科学会 HPより
不安な気持ちはありましたが、「異所性蒙古斑は痛くも痒くもない」ので、特に治療もなくそのまま経過観察となりました。
異所性蒙古斑の診断から2年経過
異所性蒙古斑の診断を受けてから、2年半経ちました。
この写真は現在の次男の耳の裏です。
ご覧いただければわかるように、どんどん異所性蒙古斑は薄くなっていき、現在ではもうほとんど跡が残っていません。
医師のこの言葉は正しかったようです。
もちろん、かかりつけの小児科には通院する事に、異所性蒙古斑の経過具合を確認してもらっていました。薄くなっていってるのが見て取れていたので、先生からは特に治療は勧められませんでした。
かかりつけ医の定期的な診断で「異所性蒙古斑が薄くならない場合」はレーザー治療を勧められたと思います。
診断受けてからの経過観察で対処が決まるので、現在、異所性蒙古斑と診断されている方は、信頼のおける医師とともに経過を見守っていくのが一番ですね!
この記事が面白かったらシェア、フォローしてくれると嬉しいです!