保育園で同じ4歳を持つワーママと立ち話。
二人目が欲しいのだけど、もう2年以上できない。
その上、4月から夫が単身赴任になった。(いま2月)不妊治療病院に今から行って間に合うかな。
2人目不妊は、1人目よりもハードルが高い。なぜなら1人目よりも2人目は不妊になりやすい原因があるからです。
- 1人目よりが歳を取っている(妊娠しにくい 卵子、精子の廊下)
- 1人目のお世話がある
- 子作りと家事育児の両立
- セックスの回数減
そんな中で、ただでさえ授かりにくい2人目なのに、「夫が単身不妊」なんてことになったら!「我が子は1人かな」とよぎります。
今回は我が家が、夫が単身赴任でも2人目不妊を乗り越えた話です。
二人目不妊って何?
そもそも不妊とは、1人目、2人目など関係なく、通常の行為をしていて1年経っても子どもが授からないと不妊と定義されています。
でも1人目がサクッと授かっていると実績がある。しかし2人目は生活に流されて、なかなか授からない。そして夫婦も年を重ねている。
そんな現実の中、もしかして不妊かも?と自分もパートナーも理解するのが厳しいと聞きます。ママ友には正直に言いました。
今から不妊治療開始しても、2ヶ月後の単身赴任までには多分間に合わない。(自然妊娠除く)
なぜなら、不妊専門病院では直ぐに治療してくれません。まずは検査!原因を探ります。生理周期に合わせた検査が1ヶ月以上かかります。
>>>note 「私は不妊なの?不妊治療病院デビューと初めての検査」
二人目不妊治療の始め方は?
不妊治療って病院行ってからやること。
- 最初の生理日から周期に合わせた血液検査、
- タイミングをとってのフーナーテスト、卵管造影検査などなど。
生理を軸に始まる検査が多いので、すぐに治療開始とはならないのです。
- まずは病院に行って原因を探す!
- 不妊原因が何か調べる検査をする!
これが不妊治療の第一歩です。
二人目不妊中、夫が不在でもできる治療
我が家も一人目治療時、別居婚(単身赴任)してました。二人目不妊治療中は一緒に住めていましたが、それでも多忙でなかなかタイミング会わずでした。
不妊治療において最大の問題は加齢。
女性だけでなく、男性も加齢の影響は大きい!一日でも若いほうが成功率が高いのです。夫のタイミングに合わせてたら中々授からない!
そこで、我が家が用いたのは精子の凍結です!
(1回20,000円)
さすが日本の医療は素晴らしいと痛感しました。人工授精、体外受精も凍結精子を使用して治療をしました。
精子凍結保存とは?採取していただいた生きた精子を保存液で処理し、-196℃の超低温(液体窒素)で保存する技術です。
人工授精や体外受精(顕微授精)を行う予定で、当日にご主人の出張や単身赴任で新鮮な精子がすぐに使えない場合、 前もって凍結していた精子を融解して生きた精子を治療に使用することができます。
http://www.fukuda-hp.or.jp/koala_club/591.html
凍結精子を使って治療ができる
凍結精子って大丈夫?妊娠率は?
当院における2003年凍結融解精子を用いた人工授精の妊娠率は以下のとおりです。
凍結融解精子
周期あたり : 15.40%(4周期/25周期)
症例あたり : 25.0%(4人/16人)新鮮精子
周期あたり : 17.34%(68周期/392周期)
症例あたり : 20.3%(68人/335人)
凍結精子を使ったからと言って、妊娠率が下がるわけではない。また1953年から、凍結精子を使った妊娠出産は行われており、新鮮精子と比べて問題が多かったということ無いです。
病気などで放射線治療がいる人なども、凍結精子保存が出来るので、古くからある技術の一つですね
第二子不妊治療したい!思ってもすぐ出来る訳ではない。
- 夫のタイミングが中々合わない
- 物理的に無理(単身赴任など)
- 2人目なので高年齢化が心配 (1周期も無駄にしたくない)
そんな時には凍結精子を使うという不妊治療の手段があります。
2人目不妊だけど、夫が単身赴任、そんな悩みがある人も、凍結精子を諦めずに検討してみて!