お子さんの学資保険に入ってますか?
今だから言えるのですが(お金の勉強したから)学資保険は個人的には入る必要は無いと思っています。
理由としては
- 保険を途中解約すると元本割れする
- インフレに対応してない
- 保険と学費作りは別で考えるべき(学費作りと親の死亡保証は別に考えて保険を使う、掛け捨て生命保険で充分)
- 何より返戻率が低すぎる!
(もちろんデメリットばかりではなく、強制的に学費が用意できる、生命保険の控除枠が使えるというメリットもあります)
要は目的が何かが大事ですね!「学費作りなのか?」「保険が欲しいのか?」「強制的に学費を確保しないと使ってしまうのを防ぎたいのか?」
今回は「学費を18年間でどうやって作るか?」を考えている私が「学資保険」以外に「教育費作り」に何が良いのか?を考えてオフショア保険に辿り着いた話です。
目次
学資保険の返戻率を利回りで計算してびっくりした
実は私、偉そうな事を言っていますが、7年前に長男出産後(不勉強だった時)に学資保険に入ってしまいました!
某ニッセ○の学資保険に加入しました。500万円が「17年後に600万円」で返ってくる学資保険になります。
返戻率120%です(現在はもっと返戻率が下がっているので、もっと低いです)
17年後に100万も増えるなんて良い学資保険!と思っていました(今の私なら目を覚ませ!と言う)
しかし数年後に、お金の勉強をした後に利回りどのくらいなんだろう・・・と気になって学資保険の年利計算しました>>>保険返戻金の年利計算ソフト
年利1.11%!
例えば、18年間運用すると仮定しても、先進国株式指数に基づくインデックスファンド型投資信託なら期待利回りは3〜6%、長期債券でも3.5%前後になります。
保険会社も民間企業なので、皆さんの保険料を運用しています。あの保険会社のお姉さんがくれる豪華なパンフや景品、一等地の自社ビルは・・・。
海外オフショア保険って何?
じゃあ学資保険以外で教育費を作るなら「株や投資信託など資産運用」しかないのでしょうか。
そんな時に、ふと思ったのです。「海外の人はどんな学資保険に入ってるのかな」
気になって色々と調べていくと「海外オフショア保険」という言葉に出会います。
オフショア生命保険は、通常の生命保険(定期保険・終身保険)とは異なり、保険契約のなかで複数の金融商品を運用し、将来、解約返戻金や個人年金としてその利益を実現しようとするもので、大きく積立型と一括払い型に分かれます。https://diamond.jp/articles/-/25983
オフショアというのは海外の非課税地区の事!「GAFA」(Google、Apple、Facebook、Amazon)もオフショア法人を使った節税を行っていますよね!
オフショア終身保険の利回りを見ると、一括で振込すると16年で返戻率が200%を超え、30年後には500%超えなんて商品があります。
間違えてるのか?騙されているのか??と思いましたが、非課税のオフショア地域で再投資、複利で運用している海外の保険では、通常に一般の人が加入している保険でした。
海外オフショア保険のメリットとデメリット
では、この返戻率が魅力的な「海外オフショア保険」を学資保険とするなら・・・メリット・デメリットを考えてみました。
オフショア保険のメリット
- 利回りが良い(日本保険商品比較しても、15年超えてくると2倍近くなります)
- 外貨なので日本で何かあったときの分散投資になる
- 18歳の教育費で使わなければ、そのまま子供の終身保険にできる
オフショア保険は学資保険ではありません。いわゆる養老保険や終身保険になります。
養老保険と終身保険とでは、保険期間の長さに違いがあります。 養老保険は「年満了」や「歳満了」など、一定期間で保障が終了するのに対し、終身保険は一生涯にわたって保障が続きます。 … 途中解約をした場合、基本的に終身保険よりも養老保険のほうが解約返戻率は高く、多くの解約返戻金を受け取れるようになっています。https://www.hokennavi.jp/cont/column-life-di-018/
しかも、オフショア保険は名義が書き換えできるので(私が加入した保険を子供名義に書き換えもできる、つまり私が20年加入後に子供に名義を書き換えれば、高利回りの保険を渡すことが可能)最長128年まで待つことが可能な保険もあります。
学資保険と違って、期間がないので為替状況を見ながら、保険解約が出来るのは魅力だなと思いました。
オフショア保険のデメリット
- 日本の保険会社では買えない(海外のIFAを通じて買う)
- 返戻金が為替の影響を受ける(基本的にドルで計算されます)
- 加入先が海外になる(一番近いのが香港)
- 英語でのやりとりが必要な場合もある
- 保険金を受けるときの税金が不明瞭(日本の保険法はオフショア保険の返戻金に対して〇〇%という税金を決めていません、一次所得なのか雑所得なのか、税金が20〜50%かかるとも想定されます)
- 10年未満で解約すると元本割れする(これは日本も同じですね)
つまり、海外商品なので、購入にハードルがあります。ずっと日本にいて今後も日本から出ないし、情報を集めたりするのが苦手な人には向いていない商品です。
どこで買うの?ですが、IFAというIndependent Financial Advisor(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の法人から加入すれば(大手は日本人社員もいる)ので可能です(海外では一般的な保険の入り方)
魅力的な商品な分、自らIFAと名乗って国内で勧誘して「オフショア保険」ではなく「オフショア金融商品(長期の高額積立、継続できないと大きく損します)」を売っている人もいるので情報収集「どのIFAから入るか」かが鍵になります。オフショアの資産運用は「IFA」によって成果が変わる
オフショア保険は学資保険代わりになるか?
学資保険の代わりに「教育費を増やしたい」「自分で運用するのは苦手」「使わなければいつか子供に渡してやりたい」と思う人には魅力的なオフショア保険です。
特に「保険」なので、20年後の返戻金はいくらですと加入時に明記されているのは、資産運用と違ってわかりやすいですね!
商品の選び方次第では、確実に日本の学資保険より魅力的です。
日本の保険法や金融法が対応してないので、ここが不安という方もいます。
しかし、もし仮に利益に対して税金が50%かかっても、100万円が20年後に200万円になり、増えた100万円のうち50%課税、残り150万円は受け取れますから、それでも日本の保険より有利です。
日本の保険法は、日本の生命保険会社が潰れては困るので、海外オフショア保険加入を大っぴらに認めません。今はまだ加入できますが、そのうち日本人が渡航して加入する事を禁止するのではとも言われています。
海外オフショア保険も選択肢になる
いかがでしたか?
これまで「子供が生まれたら学資保険ね」なんて親戚から言われて、郵便局に赤ちゃん連れて行くと「学資保険はちゃんと入っておられますか?」なんて言われたワーママもいるのでは?!
私は、不勉強だった頃に「学資保険」に加入していますが、その後「海外オフショア保険」を「学資保険」代わりに加入しています。
加入や解約時の手続き等が日本と違うので、しっかりとした知識も必要ですが、こんな選択肢もあるよ!という話でした。
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