お子さんの習い事はしていますか?
先日、いつもお願いするネイリストさん(子育てのためお仕事セーブ中)とお話していました。彼女の子供は幼稚園年長です。我が家の長男の一つ上。
同じワーママとして「子育て雑談」がいつも弾みます。彼女のお子さんは幼稚園児です。
幼稚園児はバス停に保護者同士がお迎えに集まります。お迎え後から「スイミング、英語、ダンス、ピアノなど、みんな習い事に行っちゃうんだよねー」と話していました。
実は彼女は「習い事は1つもさせてない」と言っていました。幼児期には習い事をさせない。なぜ?今日は彼女の教育観から考えさせられた話です。
子供の習い事の費用っていくらかけている?
「子供の習い事費用」って積み上げるとすごい金額になりますよね?と、ネイリストさんは言います。
例えば、幼稚園の3年間、週3回、人気の習い事をしてみると…
- 音楽教室にかかる費用 8000円×12ヶ月×3年間 約30万円
- スイミングにかかる費用 6000円×12ヶ月×3年間 約29万円
- 英会話にかかる費用 8000円×12ヶ月×3年間 約29万円
たった3つの習い事を選んでも、これに発表会やら教材やらで100万円は超えると気づいたそうです。
実際に「習い事費用アンケート調査」などを見ても、皆さんは毎月けっこう習い事費用をかけています。
東京近郊に住むパパ・ママ30名へのアンケート結果によると、全体の半数近くの方が、子どもの習い事に毎月10,000円以上30,000円未満のお金をかけていることがわかります。しかも、これは子ども一人当たりの金額ですから、もしも兄弟姉妹がいたら、その倍以上かかります。https://manatopi.u-can.co.jp/life/180301_1841.html
幼児期(年少〜小学校低学年)はまだ教育費の負担も少なく、そして子供のやる気や可能性に期待してしまう親はついつい「習い事」をさせたくなります。
彼女ははっきり家庭の教育費方針を決めて、「幼児期の習い事はさせない」としています。その費用は、もっと教育費がかかる中高大学生で使うと決めているそうです。
みんな幼稚園帰りに習い事へ行く姿を見て焦るよ。でも小3までは習ったつもりで200万円を貯めておくの!と言う彼女が眩しい!
教育費をかけるタイミングは決めている?
幼児の習い事は「親の自己満足も大きいと思う」と笑う彼女。
文部科学省「平成28年度子供の学習費調査」によれば、世帯の年間収入が増加するにつれて塾や習い事などの「学校外活動費」も増加するという結果が報告されています。例えば子どもを公立小学校に通わせている場合、世帯年収が400 万円未満だと年間の「学校外活動費」は12.9万円ですが、世帯年収が400万円~599万円で同15.9万円、同600万円~799万円で20.9万円、800万円~999万円で27万円、1,000万円~1,199万円で33.2万円、1200 万円以上だと48.2万円。
そもそも、世帯年収が各家庭違うし、習い事にかけれる費用も異なるのに「みんながやっているから」と言う理由で習わせている人も多いよねとも言っていました。
我が家には我が家のやり方があるし、プールは市民プールへ、英会話は英語絵本で充分よ!
子どもの可能性を広げてあげたいという思いから、幼少期にとにかくたくさんのものを試させたくなりますが費用とのバランスが大事。
このを変えずに大学で好きな進路を選ばせたいから、こう決めたの。と話す彼女。
親が出せる習いごと費用と家庭方針
彼女曰くフルタイムで働くつもりはないとのこと。ネイルの仕事は好きだけど、土日や平日夜が多いので続かないそうです(現在は平日、自宅で限られた人に施術しています)
このまま生活を維持すると、子供の教育費はいくらかけられるかがわかります。
私がもっと仕事すれば、費用も増やせるけど子供と過ごしたい思いを犠牲にしてまで、することなのかなと思って方針を決めているそうです。
まぶしすぎて本当に感心しました。こどもの習い事は他の子がたくさんしてるとスイミングくらいは…英語は早めに…と焦りますよね。
でも家庭の教育費方針がはっきりするとこんなにもシンプルに出口までが見えるのだなーと実感。仕上がったネイルを見ながら改めて我が家がかけられる習い事の費用とタイミングを計算しています。