中学受験ってご興味ありますか?年々、受験者数が増えてるという中学受験。
今年も終わりましたね。小学校3年生2月に入塾し、学校の勉強とは異なる中学受験科目を山ほど勉強する中学受験。
皆、合格してほしい!
しかし驚愕の事実がここにあります。第一希望に合格するのは約30%という事実。
ひー!!
そもそも詰め込み勉強で受かってもその先には長い、長い人生(実際に会社でも、高学歴でも・・・の人をたくさん見てきた)
という事で、学びは楽しいと思ってほしい!
知的好奇心を満たす始まりは、やはり「幼児」からですね
そこで幼児教育に興味を持った2人の子持ちワーママの私が、読み漁った中から、読むべきおすすめ本の5冊を今日はご紹介。
非認知能力の育て方
我が子が大人になる時はAIの時代なんて言われます。今の職業の半分は20年後には無い。つまり、これからの学習は、認知(読み書き算盤)能力だけでは厳しい。
非認知能力とは、読み・書き・計算などの認知的能力に対して、数値化しにくい能力のことを言い、次のように整理されています。
目標の達成 忍耐力・自己抑制・目標への情熱
他者との協働 社交性・敬意・思いやり
情動の制御 自尊心・楽観性・自信
非認知能力=目標へ向かって頑張る力(GRIT)、コミュニケーション力、臨機応変力などなどペーパーでは測れない力の育成が重要です!!
我が子にどんな大人になってほしいのか?
どんな環境創りが親として出来るのか?この目線で考えさせられる一冊です。
子どもが賢くなる75の方法
では、実際に「非認知能力」を高めるために小さいわが子を見つめて、何したらいいのか・・と思いませんか?ありがちなのが、幼児教室。ベビーくもん、しちだ教室など「早期教育」をうたう習い事。
しかし、習い事を選ぶ前にちょっと待って!日常に家庭で出来るたくさんのことがあります。年齢別での発達に合わせて具体的に出来ることが書いてあるのがこちらの1冊。
・食事の支度を手伝いながら「数」を学ぶ
・飲みかけのジュースから「量」を学ぶ
・折り紙で遊びながら「図形」を学ぶ
・お話しを作りながら「言語」を学ぶ
・お散歩をしながら「位置」を学ぶ
・やかんをお絵描きから「観察力」をつける
・「鏡」で遊びながら「左右」を学ぶ
・トランプを使って「分類」を学ぶ
・絵本の読み聞かせから「記憶力」をつける etc.
まずは親が出来ることを、自宅で日常的をやるヒントが満載です。
日本人の9割が知らない遺伝の事実
とんびの子はとんびです。鷹にはなれない!だから親がどんな教育をしても、結局は遺伝です
なんて言われたらびっくりしませんか?
行動遺伝学の第一人者が明らかにする!教育学では、遺伝と学力の関係を無視してきたが、「知能指数は80%遺伝」という衝撃をどう捉えればいいか?身長や体重など身体的な特徴だけではなく、IQや性格への遺伝的影響も大きいことがわかってきた。ならば、勉強することには意味がないのか?しかし、遺伝的なものが自発的に発現するとは限らず、教育環境も重要である。
最初は神童でも40歳過ぎると結局は遺伝がモノを言う。えー身も蓋もない!違います。だからこそ、個性、我が子にあった働きかけが大事。ではどのように遺伝が影響しているのか?環境要因とは何か?
親として知っておきたい1冊です。
パパは脳研究者!
お子さんが産まれる前や0歳児から読んでほしい!
その子の発達にあったことをやらせる(モンテッソーリ教育で言う敏感期)の目安になる一冊です。脳研究者の作者が、月齢ごとの脳科学的な発達が細かくエピソード付きで記しています。
私は幼児の先取り学習反対なのですが、何故先取りしないのか?を知れる1冊。
著者が実際に自分の娘を見ながら、その月齢に応じたできること、そしてやった事が記載されています。
賢者の勉強技術
受験の勝ち組、高学歴な親は、我が子が出来ないことが理解出来ない時がある。その理由か・・・日本教育のテストで高得点を取るのは技術だから。
コツと技術なら、上手く習得して、上手く付き合えば良い。我が子をテスト職人にしたいのでは無いのならどう注意していくか?
生きる力(非認知能力)を身につけさせる視点を失わないためにもオススメ!
また、オススメは後半の中学受験の考察です!受験させるか迷う人は読んで欲しい。
幼児教育について思うこと
幼児教育本を読んでいて思うのは
- 親の我が子を理解する姿勢が大事
- 我が子に何を与えていきたいかの視点を持つ
- 思うように子どもは育たないから固執しない
- 認知能力と非認知能力をそもそも親が持っているのか?と自覚する
子供も、1人の別人格です。
幼児教育に夢中になっていくと、我が子が「これができた!あれができた!」と喜びが湧いてくるのもわかります。だって愛があるから。しかしやり過ぎると、合わない、できない子追い詰めてしまう危険性をはらんでいます。
いろんな知恵や根拠を持って、自分の子育てのゴールを見つめながら、自己理解をして幼児教育に取り組みたいですね!紹介した本が参考になれば幸いです。