セゾン投信ってご存知ですか?
投資信託の直接販売会社で、たった二本の商品を顧客に直接販売している会社です。
セゾン投信は、一般生活者の将来に向けた資産形成をお手伝いするため、2007年3月より2本のファンドの運用をスタートさせました。
運用開始時のお客さまは1,956名、運用資産総額は約9億円でした。その後、10年を経て、2017年末には運用資産総額が2,000億円を突破、お客さまの口座開設件数も13万件を超えるなど、全国の投資家の皆さまと二人三脚で長期投資ファンドを大切に育てています。
実は私、このセゾン投信で2009年から約10年毎月25000円ずっと積立購入しているのです!
25000円×12ヶ月×10年=300万円!!自分でもびっくりしたよ
なぜか?2009年に読んだ「いそがない資産運用のススメ」(現在は廃盤)
セゾン投信の中野晴啓社長の書いた初期の本!(現在では10冊以上出版されています)
2009年といえば、リーマンショック後、株価急落、円高で不景気の日本。私も投資の第一歩を踏み込むか悩んでいた時期でした。
証券口座で株購入も良いけど、サラリーマンの私が、市況に左右されず何か長期で運用していける商品が無いかな
そんな時に手に取った1冊。書いてあることは至極真っ当な世界でした。
- セゾン投信で扱うのは、長期運用前提の商品(時間が最大の武器)
- 直接販売(顧客のインベスターリターンを高めるという考え方)
- お金持ちのためでなく、普通の人のための商品
- 世界経済の流れに沿って運用していくから下がることもある
ちなみに2009年にこう言われていたセゾン投信の中野社長は、2019年もブレずに同じことを言っています。(リーマンショック後からアベノミクスまで変化無し、すごいです)
セゾン投信は通常の投資信託とどう違うの?
セゾン投信は直接販売会社。運用会社が直接販売を行う方式を取っています。
扱っている商品は2つだけです。
- セゾン バンガード グローバル バランス ファンド(インデックスファンド)
- セゾン資産形成の達人(アクティブファンド)
基本的には、通常の証券会社の口座では販売してない商品になります。(現在は、楽天証券などは取り扱い有り)
私はこのセゾングローバルファンドをずっと積立購入しています。セゾングローバルファンドの概要は下記になります。2009年時はまだまだ魅力的なインデックスファンド商品が少なかったので、こちらの直販を選んで購入をはじめました。
- インデックスファンド
- 国際分散投資(ローコスト・ハイクオリティ運用で定評のあるバンガードのインデックスファンドに投資)
- 株式と債券への分散投資(半分ずつの投資)
- 低コスト運用 (信託報酬:年0.60%±0.02%(税込/概算) 、信託財産留保額 0.1%)
↓セゾン投信の公式サイトはこちら
セゾン投信のデメリットは何?
セゾングローバルファンドは、なかなか良い商品なのですが、2019年の現在は、低コストのインデックスファンドが増えてきており、一部の投資家から、セゾン投信の低評価も聞きます。
- 信託報酬が高い(高くはないのですが、安い商品が増え、0.1%でも高いと大きな差になるため)
- 好きな配分に変えられない(株と債券と半分ずつ)
- ここ5年で投資を開始した人は利益が上がってない (2014年以降は基準価格が高い)
でもね、2つしか商品を扱ってない会社が信託報酬を価格競争で下げ続けるとどうなる?セゾン投信の目的は何?10年単位の長期運用が前提。
低評価をつけている人は、概ね、投資の目的とセゾン投信の方針が合致してないケースが多いです。
実際、目的が合った投資家によって、セゾンバンガードグローバルファンドの資金流入額は(購入額)下落時も安定して増えていっています。
セゾン投信HPより引用
セゾン投信での積立10年間の投資成績は120万円増!
では私が10年間積立した成績を公開します。(2019年7月現在)
10年間で300万円ほど積立しており、含み益が約120万円出ています。ほったらかし投資の醍醐味が10年で出てきているなあと感じます。
投資での一番の損失は、途中下車と言われます。市況が悪くなったら、これ以上は・・・と「損切りしたくなる」
長期運用の基本は市況に左右されない、感情的にならない、途中下車しない。
私が世界情勢の波に影響されず、セゾン投信で運用し続けられたのは、ひとえに中野社長の考え方のファンになったから。
中野社長は、楽天証券の楠社長との対談(2016年)でもこう言われていました。
業界の関係者から、「最近はコストが安い投信が人気で、その点ではセゾン投信は、競争力が無いのに、なぜ伸びるの」と聞かれることが多いんですが、そもそも我々はコストで勝負していませんと答えています。
大事なことは、「解決策」であり、大きく言うと「生き方」、「人生のとらえ方」あるいは「お金との付き合い方」であり、将来の経済的な自立が、いかに重要であるかをそれぞれお客様の哲学、理念に繋がるまで考えましょうというやり方を選んでいます。https://www.rakuten-sec.co.jp/web/special/saisonam_talk/
また2018年の第11期運用報告会でも、(信託報酬値下げなど)「価格競争しないならどこで勝負するのか?」と会場から出た質問にこう答えています。
まさに惚れてまうやろの世界!(違う)
私は、ずっとデフレの日本で「弁当が380円」で買える怖さ、安いが正義の社会に対して不安があったので、このセゾン投信の企業理念、経営理念にも共感しています。
セゾン投信が好きなので、毎月25000円の積立は今後も継続していく予定です。
20年後、中野社長にお会いして(セミナーでは見た事ある)「2009年から信じてましたよ」と笑い会える日を夢見て運用して行きます。
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